シミ対策
シミやくすみ・そばかすにはいろいろな原因が考えられますが、ほとんどの原因は紫外線からです。そのためにも、紫外線対策が必要になってきます。紫外線が特に強いのは、真夏よりも6月・7月の紫外線は強力です。
1日の中では、正午頃が一番強い時間帯です。まず、戸外に出るときはUVケア加工の帽子をかぶり、日傘で紫外線をカットしましょう。
顔や手などには、日焼け止めクリームを必ずつけるのを忘れないように。あとは、顔につける化粧品も、今はUVケア用品がほとんどですが、自分の肌に合った化粧品をおすすめします。欠かせないのがビタミンCを摂ることです。
これはメラミンの生成を抑え、肌の弾力やうるおいの元となる、コラーゲンの体内での合成を促進します。コラーゲンを多く含んだ食品を摂ることをおすすめします。
ビタミンE・ビタミンB2・βカロチンは、真皮の新陳代謝を促したり、体の酸化(老化)を防ぐはたらきをします。
シミのレーザー治療
「短期間でシミを消したい!」と考える女性は多いと思います。そんな女性に人気の手法といえば、シミのレーザー治療でしょう。
確かに美白化粧水に較べて、レーザー治療の方がずっと短期間でシミ消しの効果を実感できます。しかしそれだけに、リスクやデメリットも存在します。
まず、レーザー治療のデメリットとして挙げられるのが、治療費の高さです。保険は効きませんので、全額自己負担になります。
どの位の治療費になるかは、その方のシミの広がり具合・数・治療期間、その美容外科の料金単価にもよりますが、50万円程度かかるのはザラです。
また時々勘違いされている方がいるのですが、レーザー治療を受ければ、二度とシミができなくなる、なんてことはありません。レーザー治療が退治するのは、シミ=メラニン色素です。
ところが、シミを作るのはメラノサイトですので、シミ(メラニン色素)をなくしても、メラノサイトがある限り、紫外線などが原因で再びシミはできます。
レーザー治療の注意
レーザー治療を受けることで却ってシミが濃くなるという症状です。これは「炎症性色素沈着」と呼ばれ、手術後2~3週間経ってから肌が黒ずんでしまう症状です。
この症状が起きる原因は色々なのですが、手術後に紫外線を浴びたり、余計な刺激を与えるとできやすいと言われています。
こうしたことは本来ならお医者さんから説明があるはずなのですが、いい加減な医師ですと説明が不十分なため、十分な対処ができず後々に肌トラブルを引き起こす、なんてことになりかねません。
勘違いしてないで欲しいのですが、シミのレーザー治療が100%危険だと言っているわけではありません。よい美容外科医が見つけられれば、安心して施術を受けられると思います。
ただ上でも書いた通り、美容外科にはこうしたトラブルが起こりうるのは事実です。